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「エベレスト再測量」に隠された“中国の野望”…米中の「宇宙戦争」も激化? 識者「独自のGPS、世界の軍事的脅威に」 (1/2ページ)

 中国自然資源省の登山隊が5月27日、世界最高峰の「エベレスト」(中国名チョモランマ)に登頂し、標高を再測量した。8848メートルと広く認知されているエベレストが、中国独自の衛星利用測位システム(GPS)「北斗」を活用した再測定に歴史的な意義があると中国メディアは伝えるが、そこには軍事的な野望もうかがえる。

 同月6日にベースキャンプで出発式が行われ、測量士やガイド、資材輸送要員などで構成されたチームは、悪天候による2度の登頂失敗をへて同月27日に登頂に成功。中国共産党機関紙「環球時報」は、中国側の北稜ルートでの初登頂から60周年で、中国で正確な標高を発表から45周年になるとして、再測定に歴史的意義があると報じた。

 地殻変動で標高が変わるとされているエベレストは、1975年までにインドや中国が測った8848メートルが認知されているものの、99年に米国の調査チームがGPSによる精密観測で8850メートルと発表している。

 今回のプロジェクトの主な目的は、北斗システムによる測量や国内測量計器・装置の全面的な使用、航空重力技術を応用した測量の精度向上、3D技術を活用した自然資源状況の表示などとし、正確なデータを発表するまでに2、3カ月かかるという。

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