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宇宙でも米中対立激化? 米「スペースX」有人船打ち上げ成功、中国は独自の宇宙ステーション計画着々

 米宇宙開発企業「スペースX」の有人宇宙船「クルードラゴン」の打ち上げが5月30日午後(日本時間31日未明)に成功した。米国の有人宇宙船の打ち上げは2011年に退役したスペースシャトル以来9年ぶり。一方、中国は独自の宇宙ステーション計画を進めている。過熱する米中対立はいよいよ宇宙に舞台を広げそうだ。

 「クルードラゴン」は打ち上げから約19時間後、初めての民間の有人船が国際宇宙ステーションに到着した。1カ月以上滞在する。地球帰還まで無事に果たせば、8月にも予定される次便が運用段階の1号機となり、日本人飛行士の野口聡一さん(55)が乗り組む予定だ。

 一方、中国は独自の宇宙ステーション完成を2022年めどで進めており、5月上旬には建設に用いる主力ロケットの打ち上げに成功したばかり。7月には火星探査機を打ち上げる予定だ。

 国際宇宙ステーションの参加各国は24年までの運用に同意しているが、その後は不透明。中国が独自に宇宙ステーションを完成させれば、有人宇宙活動の分野での存在感が高まる。

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