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【最新国防ファイル】航空自衛隊に「宇宙作戦隊」発足! 「宇宙状況監視」には米国、JAXAとの連携が不可欠 (1/2ページ)

 航空自衛隊に5月18日、まったく新しい部隊である「宇宙作戦隊」が新編された。東京の防衛省内講堂にて、河野太郎防衛相より、初代隊長・阿式俊英(あじき・としひで)2等空佐に対し、隊旗が授与された。

 宇宙作戦隊は、自衛隊発足から守り抜いてきた陸海空に加え、宇宙領域を専門とする防衛大臣直轄部隊だ。約20人の隊員で構成され、府中基地(東京都)を拠点とする。

 部隊発足の日にふさわしい、華々しいスタートを切りたいところであったが、新型コロナウイルスの影響で、マスクを着用した隊長と旗手のみが参加という寂しい式典となってしまった。

 宇宙作戦隊の任務は、人工衛星への脅威となり得るスペースデブリ(宇宙ごみ)や、他国の人工衛星の動きなどを監視していく。

 そこで、山口県山陽小野田市にあった海上自衛隊山陽受信所跡地に「宇宙状況監視」用レーダー基地をつくり、2023年ごろより運用を開始する。さらに、26年度までに光学望遠鏡を搭載した宇宙状況監視(SSA)衛星を打ち上げる計画だ。

 地球を飛び越えて挑む初の任務を遂行するため、さらに米軍との協力体制は重要だ。この度の新編を祝し、米宇宙軍作戦部長兼宇宙コマンド司令ジェイ・レイモンド大将は「われわれは、空、陸、海においてもそうであるように、宇宙分野においても相互運用性の発展のために日本とともに献身的に活動する」とビデオコメントを寄せた。

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