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【小池百合子 強く、そしてしなやかに】中国や韓国では再び集団感染…気の緩みが「コロナ第2波」感染拡大を招く! 「急がば回れ」で見えないウイルスに勝つ (2/2ページ)

 それでも「見えざる敵」は日本の社会を、世界を一変させた。ビジネススタイルも大きく変えた。中でも、テレワークの導入はすさまじい。3月の調査では都内30人以上の事業所のテレワーク実施率は24%であったが、わずかひと月後の4月のそれは62・7%になった。テレワークの導入、定着を支援する都の助成金受付も6月1日まで延長した。ここで一気に真の働き方改革を実現したい。

 新型コロナ特措法に基づき、全国に発令された「緊急事態宣言」は39県の解除が決定されたが、東京都は今月31日まで続く。都は「ウイルス感染拡大の阻止」と「経済活動の推進」との両立を目指す工程表を示して、命と暮らしを守っていく覚悟だ。

 そのためにも、医療崩壊は決して起こすわけにはいかない。これまでに都内140の病院が患者の受け入れに応じ、3300の病床を確保できる見通しが立っている。

 感染の傾向把握、検査体制の充実のため、都医師会の協力によるPCR検査拡大に加え、ウイルス感染歴を調べる「抗体検査」や短時間で感染の有無を調べる「抗原検査」の導入も決めた。

 東京の屋台骨を支える経済の明かりも消すわけにはいかない。

 休業要請に応じた中小事業者への「感染拡大防止協力金」は、宣言延長に伴い、追加で支給することも決めた。

 さまざまな支援策を盛り込んだ補正予算案を27日に開会する都議会第2回定例会に提案し、躊躇(ちゅうちょ)なくスピード感のある対応をしていく。

 新型コロナはなかなかしぶとい。中国・武漢では都市封鎖の解除後、初の感染がみられ、韓国でも再び集団感染が発生している。油断は禁物である。平穏な日々を取り戻すためにも「急がば回れ」で、見えないウイルスに、見える勝利を収めよう。(東京都知事・小池百合子)

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