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「#検察庁法改正案に抗議します」大拡散はなぜ起きた 芸能人の「政治的発言」で増幅 識者「報道されるまで知らなかった人が多い」 (1/2ページ)

 「#検察庁法改正案に抗議します」というツイッターの投稿が、歌手、俳優、漫画家など多くの著名人の発信が呼び水となって拡散、累計で500万件以上の投稿数を記録した。新型コロナウイルス感染拡大が収まりつつあるなか、突如として「検察官の定年を延長を含む国家公務員法改正案」の話題が爆発したのはなぜなのか。

 改正案は、検察官の定年を現在の63歳から65歳に段階的に引き上げ、63歳に達した次長検事と検事長らは役職を降りる「役職定年制」を導入。内閣が公務の運営に著しい支障が生じると認めた場合、引き続き次長検事と検事長を続けられる。

 政府は1月、政権に近いとされる黒川弘務東京高検検事長(63)の定年延長を閣議決定し、検事総長になる道を残した経緯もあり、日弁連は「検察官の独立性を侵害する」と反対している。

 自民党の森山裕国対委員長は11日、改正案について週内に衆院を通過させる方針を記者団に表明した。検察官の定年延長部分を削除すべきだとの指摘に関しては「(法案の)分離は非常に難しい」との認識も示した。

 改正案に抗議するハッシュタグは、国会審議が始まった8日夜から始まり、9日夜には市民団体や著名人らもハッシュタグ付きの投稿を拡散、次第に「ツイッターデモ」と呼称され拡散された。

 投稿には改正案の問題点を指摘する内容もある一方、ハッシュタグのリツイート(拡散)を大量に繰り返すアカウントも散見された。

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