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連休中に相次いだ「緊急地震速報」 首都直下地震の危険性…懸念される“避難所クラスター” (1/2ページ)

 大型連休中の今月4日夜と6日深夜に千葉県で発生した地震では、いずれも緊急地震速報が出た。首都直下地震の危険性が指摘される一方、災害発生した際、被災者を収容する避難所で新型コロナウイルスの集団感染リスクも懸念される。専門家は新たな避難の形式も必要だと語る。

 4日午後10時7分ごろの地震の震源地は、千葉県北東部で、震源の深さは約50キロ、地震の規模を示すM(マグニチュード)は5・5。6日午前1時57分ごろの地震も千葉県北西部が震源で、震源の深さ約70キロ、M5・0だった。ともに最大震度は4で、東京23区でも4日に震度2、6日に震度3を観測した。

 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」(4面)を連載する武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏は、「首都圏の下のフィリピン海プレートのさらに下に潜り込む太平洋プレートが起こした地震と考えられる。震源が深かったために被害がなかったが、M5以上は海外でも大地震に相当し、今後も首都圏で東日本大震災と同様の地震を起こす可能性もある」と解説する。

 新型コロナウイルス感染を防ぐため、「3密」(密閉・密集・密接)の回避が推奨される中、大規模災害で従来のような大型の避難所に被災者が密集する形式では、クラスターが発生する懸念もある。

 災害危機管理アドバイザーの和田隆昌氏は「過去の災害時もインフルエンザやノロウイルスなどが蔓延(まんえん)した例があり、避難所はリスクが大変高い」と語る。どんな策を打つべきか。

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