記事詳細

【編集局から】コロナ禍のリクルートスーツ姿に… 思い出した東日本大震災

 就職活動中の義弟も新型コロナウイルスの影響をもろに受けているようで、大手企業の会社説明会や面接が次々と中止・延期になっているそうです。大学の授業も延期されているため、ヤキモキしながら自宅に待機しています。それで思い出したのが、2011年に東日本大震災の影響で就職活動に大幅な変更が出たことです。

 当時大学4年生で、就職活動の真っ最中だった私は、関西在住でしたが、それでも企業が次々と説明会や面接を延期していました。今と同じように再開の目途がまったく立っていない企業ばかりで、大学側に問い合わせても、友人との連絡を密に取っても不安が払拭されることはありませんでした。

 例年は同業種が同じような採用日程で内定を出すことが多かったのですが、この年はその傾向がまったく通用しませんでした。忘れたころに面接のお知らせや、「ご活躍をお祈り申し上げます」と文末に書かれた不採用通知、いわゆる“お祈りメール”が届くことも。友人の中には、これまで就職活動を頑張ってきたにもかかわらず、気持ちが切れてしまい、大学院への進学を早々に決めた者もいたほどです。

 相当なストレスを抱えていることでしょうが、リクルートスーツに袖を通した姿を目にする度、応援したくなります。(松村友二)