記事詳細

【警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識】太陽の「黒点」減少が世界経済に影響している!? (1/2ページ)

 世界中で新型コロナウイルスが猛威をふるっている。その経済的な影響も甚大で、リーマン・ショックを超える。

 その「元」になるのは太陽の「黒点」の減少ではないかという説がある。昨年秋から太陽黒点の減少に合わせて、今年の夏頃までに世界金融市場を揺るがすショックが起きる可能性がささやかれていた。当時はまだコロナウイルスが現れる前だった。

 太陽黒点と経済の連動説は、19世紀後半に英国の経済学者W・S・ジェボンズによって提唱された。だが、この関係についてはまだ科学的に立証されているわけではない。

 だが、世界的な金融市場ショックと太陽の黒点の極小期はあまりに符合している。黒点の極小期は11年周期で訪れるが、前回は2008年でリーマン・ショックに端を発した世界的金融危機と一致するし、前々回は1996年でアジア通貨危機の、またその前は86年でブラックマンデーのそれぞれ1年前の予兆となった。

 太陽表面で黒く見える黒点はまわりよりも温度が低く、強い磁場に満たされた場所だ。太陽の内部では水素の核融合反応によって、膨大なエネルギーが作り出されている。太陽の表面は温度6000度、磁場30ガウスほどだが、黒点の部分は4000度、3000ガウスと低温で強い磁場をもった場所である。「点」といわれるが、大きさは幅3万キロ、地球3個が入ってしまうほど大きい。

 黒点の数は太陽の活動状況によって増えたり減ったりして11年の周期で繰り返されている。黒点は、太陽の赤道を挟んで対称に現れる。

関連ニュース