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橋下徹が語る「究極の人間関係術」--集団内の「権力者」を見極めよ (5/5ページ)

 掟を忠実に守ればうまく立ち回れる

 だから、まずは周囲を観察して、「この組織の見えない掟は何だろう」と考えてみる。周囲の行動と自分の行動を照らし合わせて、「自分は周囲とどこが違うのだろうか」「どんな組織の掟を守っていないのだろうか」と考えてみる。僕は、「組織の見えない掟には必ず従え」と言うつもりはありません。知った上でどう振る舞うかは、あなた自身が決めればいいのです。

 その掟を忠実に守れば、もう「自分だけ浮いている感じ」はなくなり、組織内でうまく立ち回ることができるようになります。一方、見えない掟をわかった上で、あえて「従わない」というのもまた、一つの選択です。中途半端な「出る杭」は打たれますが、突き抜けた「出る杭」は打たれるというよりも、周囲を跳ね除のけます。実際、見えない掟などを全てぶっ飛ばして我が道を行っている人が、むしろ業績トップを独走していたり、次々とヒット商品を生み出していたりするというのは、よくあることです。

 「見えない掟に気付かないまま組織内で浮くこと」と、「見えない掟を分かった上で、主体的な意志を持って従わないこと」は、似ているようでまったくの別物です。ただし、実力が備わっていない段階で、見えない掟に抵抗しようとしても、力不足によって、結局組織内で浮いてしまいます。見えない掟をぶっ飛ばすにしても、力が必要なのです。

 自分の実力を見極めて、組織内の見えない掟に従うのか、それをぶっ飛ばすのか、的確に判断してください。

ITmedia ビジネスオンライン

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