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橋下徹が語る「究極の人間関係術」--集団内の「権力者」を見極めよ (2/5ページ)

 僕は、高校時代のラグビー部の仲間とは今も親しくしていますが、小学校時代の友人で今も親しく付き合っている人となると皆無。中学校時代でいえば、2人しかいません。大学時代の友人でも数人です。まあ、僕は学生時代の友人が少ない部類ですが、友人が多い人でも100人単位で今も付き合っているということはほとんどないでしょう。

 そして社会人になってからも、年を経るごとに、新しい出会いがあります。かつてあれほど自分の生活の中心を占めていた「学校」という世界において、未来永劫(えいごう)の友人だと思っていた相手でも、意外と簡単に縁は切れてしまうものなのです。それを寂しいと思う人もいるかもしれませんが、反面、気楽ともいえるのではないでしょうか。人間関係はときとともに移り変わるものなのだから、たとえ今、人間関係に苦労していても、それも変わるものであり、悩むに足らないことだといえるからです。

 人間関係に思い悩むと、大人でも精神的に追い詰められます。職場の人間関係の悩みが深くなってしまうのは、その人とずっと付き合わなくてはいけないという思い込みがあるからでしょう。でも、職場の人間関係が全てではないし、その人間関係ですら今後、永遠に固定されるものでもない。今の人間関係が辛くてどうしても我慢できないのなら、転職を考えることも大いにありだと僕は思います。

 我慢できなければ職場を変えればいい

 特に現代では、定年まで1社で勤め上げることが一般的ではなくなりつつあります。会社員という属性を持たずにフリーランスで働く人も増えるなど、生き方も働き方もどんどん多様化しており、転職や独立のハードルも、ひと昔前では考えられなかったほど低くなっています。だから目の前の人間関係に思い悩む必要はなく、我慢できなければ職場を変えればいいのです。

 そうはいっても転職市場は厳しいし、せっかく入った会社を簡単には辞められないと思ってしまう人には、目の前の人間関係を「割り切る」心もちをすすめます。先ほども述べたように、人間関係はときとともに必ず移り変わるものです。それはネガティブな意味ではなく、「人は、必ず新しい人と出会うようにできている」ということ。だから、今あなたの目の前に存在する嫌な相手だって、ただ現時点においてあなたの目の前にいるだけであって、いずれ関係なくなっていく人なんだと割り切ってみてください。

ITmedia ビジネスオンライン

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