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【勝負師たちの系譜】“最年長棋士”桐山九段も引退へ 残り少ない棋戦で目指す1000勝 (1/2ページ)

 囲碁界では最近「仲邑菫さん(10)が、65歳違いの対局で惜しくも敗れた」というニュースが流れたが、将棋界は3年前の加藤一二三九段-藤井聡太四段(当時)戦の60歳違いが限度であろう。これは囲碁棋士の引退が、自分で宣言するまで現役なのに対し、将棋界では次のような強制引退のルールがあるからだ。

 (1)C級2組から降級してフリークラスに行った棋士は、10年もしくは60歳に達した時。

 (2)自らフリークラス宣言をした棋士は、15年もしくは65歳に達した時。

 ただし(1)のケースは、成績次第でC級2組に復帰できるが、(2)のケースは復帰できない。つまりクラスがなくなる(C2から降級)と、65歳で定年ということだ。

 今までの最年長記録は、加藤九段の77歳。現在の最年長棋士は桐山清澄九段(72)である。

 桐山九段は若い頃から「いぶし銀」と呼ばれ、容易に負けない棋風で、棋王1期、棋聖3期のタイトルと、優勝7回、A級在籍14年を誇る、トップ棋士。また最近は、豊島将之竜王・名人を育てた師匠としても知られる。

 私が奨励会に入った時はすでに四段の大先輩で、対戦成績は常に私の方が少しずつ負け越していたが、特に第1期全日本プロトーナメント(朝日新聞社主催)の決勝三番勝負で初戦に勝った後2連敗したことは成績以上にひどい目にあった記憶となっている。

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