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【永田町・霞が関インサイド】トランプ氏が恐れた“腰抜け”批判 イラン司令官殺害“決断”に至ったポンペオ氏の一言「オバマと同じ」 (1/2ページ)

 「ここで軍事作戦に踏み切らなければオバマ(前大統領)同様に、大統領閣下も腰抜け(coward)外交との批判にさらされかねません」-。

 ドナルド・トランプ米大統領が、イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のガーセム・ソレイマニ司令官殺害を決断したのは、マイク・ポンペオ国務長官のこの一言が効いたという。トランプ氏は「オバマ」という固有名詞に過剰反応を示すのだ。

 昨年12月29日午後、米南部フロリダ州パームビーチの大統領別荘「マールアラーゴ」に、ポンペオ氏、マーク・エスパー国防長官、ロバート・オブライエン大統領補佐官(国家安全保障担当)、マーク・ミリー統合参謀本部議長(陸軍大将)らが集められ、臨時国家安全保障会議が開かれた。

 同月27日に、イラク北部キルクークのイラク軍基地がイランの支援を受けたイスラム教シーア派武装組織のロケット弾で攻撃され、米民間人1人死亡、イラク、米軍兵十数人が負傷したことから緊急招集されたのだ。

 外交・国防政策の責任者と、制服組トップが提示した報復オプションの中でも、最強硬策であったソレイマニ氏殺害を、トランプ氏が選択した瞬間だった。

 1月2日午後4時50分(米東部時間・現地時間3日未明)、ソレイマニ氏と、シーア派組織「神の党旅団」副司令官らを乗せた車2台が、ミサイル搭載の軍用無人航空機MQ-9リーパー(航行距離5000キロ)に直撃された。

 その日、筆者は正月休みでベトナムのホーチミンシティに滞在していた。

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