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【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】ソレイマニ氏は「さらなる攻撃を準備していた」…トランプ批判はもはや“ヘイト” 中東よりも脅威は「中国」にある (1/2ページ)

 イランは8日、米軍も拠点とするイラクの空軍基地2か所に数十発の地対地ミサイルで攻撃した。米国とイランのメディアが伝えた。2日に米国防総省がイラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のガーセム・ソレイマニ司令官の殺害を発表しており、早くも報復が行われたことになる。

 ドナルド・トランプ米大統領は、ソレイマニ氏を「テロリストの指導者」として「さらなる攻撃を準備していた」と、その危険性を発信していた。ソレイマニ氏が殺害された場所が、隣国・イラクの首都バグダッドだったことを考えると、新たなテロを実行するためだったという理由も納得がいく。

 ところが、日本メディアの多くは、ソレイマニ氏の葬儀が盛大に行われたことを大きく伝え、トランプ氏の判断を懐疑的に報じている。

 これはまったくおかしな話で、もはや「トランプ嫌い」ゆえのヘイトとしか思えない。

 イスラム教シーア派の大国であるイランは、レバノンのシーア派過激派組織「ヒズボラ」や、パレスチナのイスラム原理主義組織「ハマス」などの、国際的テロ組織に多額の資金援助をしてきた。ソレイマニ氏は「テロの首謀者」だったという事実を蔑(ないがし)ろにしてはいけない。

 昨年末、イラク北部の米軍基地がロケット弾攻撃を受けて複数の米国人が死傷した。5日には、ケニア東部で、ソマリアを拠点とするイスラム過激派「アルシャバーブ」が米軍などの基地を襲撃し、米兵と米軍請負業者の3人が死亡し、米国防総省の職員2人が負傷した。南米にも、イランとつながるテロ組織が数多く存在している。

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