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【大前研一 大前研一のニュース時評】食べログ、ぐるなび…グルメサイトの予約席“囲い込み”にメス! 公正取引委員会が調査 (1/2ページ)

 11月29日の日経新聞によると、公正取引委員会が「食べログ」「ぐるなび」「ホットペッパーグルメ」などの大手の飲食店情報サイト(グルメサイト)による一部レストランでの予約座席の囲い込みを問題視し、調査に乗り出しているという。

 特定のグルメサイト向けに席を多く用意すると、検索したときの表示順位が上がる。そのため、実際には空席がないのにもかかわらず、囲い込みの要求をのんでしまう。これにより、他社のサイトからは予約できなくなり、飲食店や消費者に不利益を与えるとみている。

 グルメサイトについては、店が運営会社に会費を払えば「口コミ評価」など店の評価ポイントが自動的に上がる疑念があることについて、独占禁止法上の「優越的地位の乱用」にあたるかどうか、公取委はこの秋から実態調査を始めていた。

 飲食店情報サイトを利用する飲食店の割合は、2017年時点で約7割に達している。これからの忘年会シーズンに多発し、大きな問題となっている「無断キャンセル」による飲食店の損害額は年間2000億円にのぼるとされるが、この無断キャンセル時に利用する予約手段も、グルメサイトが50%で最も多いという調査結果もある。

 グルメサイトで店の評価ポイントが高く載ると、やはりお客は行列する。同じような地域で同じような物を出すとおぼしき店が何軒もあるのに、一方は満席、一方は閑古鳥が鳴いている店がある。地元の人に「どこが違うの?」と聞いたら、「『ぐるなび』に出たんですよ」と言う。

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