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元朝日新聞政治部長“元顧問”務めたジャパンライフ事業を「全然知らなかった」 被害者弁護団あきれ「マスコミ関係者もズブズブだったとは…」 (1/2ページ)

 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」に、悪質なマルチ商法で経営破綻した「ジャパンライフ」の山口隆祥(たかよし)元会長が招待されたことが問題視されている。日本消費経済新聞は昨年2月、山口氏が新聞やテレビで活躍する政治評論家や解説委員らと懇親会を開き、宣伝に利用していたことをスクープ。夕刊フジは5日発行紙面で、同社の顧問だった元朝日新聞政治部長を直撃した。被害者弁護団や識者は「マスコミ関係者が、ズブズブの関係だったとは…」とあきれ返った。

 ジャパンライフは1975年の設立で、80年代にマルチ商法が社会問題化した。2014年に行政指導、16年に行政処分を受け、17年12月に経営破綻したが、債務超過の事実を隠して勧誘を続けたため、多くの被害者を出した。

 元朝日新聞政治部長の橘優(たちばな・まさる)氏は夕刊フジの取材に、同社の顧問になっていたことを認めた。さらに、元会長の費用で、著名な政治評論家らと、政治家や官僚を帝国ホテルに招いて懇親会(勉強会)を開いていたことなどを証言した。

 全国ジャパンライフ被害対策弁護団連絡会団長である、港共同法律事務所の石戸谷(いしとや)豊弁護士は「まず政府側が、山口氏に『桜を見る会』の招待状を出すこと自体が不適当。宣伝に使うのは容易に分かるわけで、(招待状を)勝手に使われたというのはあり得ない」「(著名ジャーナリストと山口元会長との関係は)噂には聞いたことがある」といい、次のように語った。

 「マスコミは問題を分析して警鐘を鳴らす役回りだ。法的責任ではなく、社会的責任でいえば、マスコミ関係者が(マルチ商法側と)ズブズブの関係だったなら、ジャーナリズムとして役割を果たしていないことになるのではないか」

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