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【最新国防ファイル】航空自衛隊の「空上げ」が基地の地元とコラボ! 地産地消で活性化、双方にメリット (1/2ページ)

 航空自衛隊で最も力を入れている献立は「空自空上げ」だ。ご察しの通り、唐揚げの当て字である。

 「2016年に、空自統一メニューとして『鶏の唐揚げ』を提供したところ大変好評で、『食文化の継承となる定番メニューを空自でもつくろう』としたのがきっかけと聞いている。空自全体でより上を目指すとの思いを込め、『空上げ』として18年より盛り上げていくことが決まった。今では、すべての空自基地で月に一度は必ず『空上げ』を出す日がある」

 入間基地給養小隊の小倉貴之空曹長は話す。

 数ある料理から鶏の唐揚げが選ばれた理由は、「栄養価が高く、安価で調理のバリエーションも豊富なうえ、大量調理しやすい点も大きい」という。

 入間基地の厨房(ちゅうぼう)で、自慢の調理風景を見せてもらった。

 手作業で鶏肉に衣がつけられると、大きなオートフライヤーへと投入される。セットされた揚げ時間のなか、ベルトコンベヤーに載せられた鶏肉が油の中を移動していく。約10メートルの旅を終えると、きつね色にカリッと揚がった「空上げ」が、搬出口よりゴロゴロと転がり出てくる。

 数分でトレーには「空上げ」の山ができる。いっぱいになると、温かさとサクサク感を失わないよう、保温庫へ運ばれる。これが繰り返される。この日の喫食者数は約1500人。一人3個なので、昼までに約4500個も揚げる計算だ。

 「ご飯の上に『空上げ』を乗せ、上から地元・埼玉名産である秩父味噌に砂糖とみりんを加え、甘辛くしたタレをつけて食べていただく。そのため薄味とした」

 調理を担当する桝田優一2曹は説明した。

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