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【松井一郎 維新伝心】韓国・文政権のGSOMIA維持は「日本の外交的勝利」 今後は「元徴用工」問題で仕掛けてくるだろうが… (1/2ページ)

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権が、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を失効期限(23日午前0時)ギリギリで「当面維持する」と発表した。これは、毅然(きぜん)とした「日本外交の勝利」といえる。

 これまで日本は統治時代の負い目があるのか、韓国との外交交渉では、いつも「遠慮・配慮」を繰り返してきた。かなり無理筋の要求でも、左派メディアは「日本が譲歩せよ」と世論をあおってきた。

 だが、文政権は今回、日本の輸出管理厳格化に対抗して、まったく関係のない「GSOMIA破棄」というカードを振り上げてきた。安全保障を弄ぶような文政権に対し、安倍晋三政権は「絶対に譲歩しない」という姿勢を崩さず、同盟国・米国も「許されない」と韓国に圧力をかけた。

 文政権は事実上、全面降伏したわけだが、「日本側が泣きついてきた」「謝罪した」などとウソを発信し、「(日本側が記者会見で)意図的に歪曲(わいきょく)して発表した」などとイチャモンを付けてきている。あきれるしかない。

 国内的支持を維持するアピールだとしても、こういう「ウソ」を堂々と吹聴すれば、国際的信頼をさらに失い、孤立化することになる。

 文政権は今後、来年春の総選挙を見据えて、いわゆる「元徴用工」問題で攻勢を仕掛けてくる危険性がある。日韓の請求権問題は1965年の日韓請求権協定で「完全かつ最終的に解決」している。日本企業に賠償を命じた韓国最高裁判決は、国際法違反である。

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