記事詳細

【勝負師たちの系譜】王将戦の挑戦者争いは“最も過酷なタイトル戦” 藤井七段に「最年少挑戦者のプレッシャー」か (1/2ページ)

 王将戦の挑戦者争いは、ある意味8つあるタイトル戦の中で、一番過酷と言えるかもしれない。

 挑戦者決定リーグに入れるのは、全棋士でわずか3人のみ。残留している4人を合わせた7人のリーグの総当たりで挑戦者を決めるシステムだ。

 リーグ戦システムになっている棋戦は、名人戦(予選がA級順位戦)と王位戦があるが、A級は10人のリーグ、王位戦は紅白で計12人だから、一番狭き門と言える。

 今期、藤井聡太七段は一次予選を4勝して二次に進み、二次で佐藤康光九段、中村太地七段、谷川浩司九段といった、元タイトル経験者を破り、初のリーグ入りを果たした。

 リーグ戦でも、豊島将之名人には敗れたものの、羽生善治九段はじめ、すべてA級棋士を4人破り、最終局に勝てば挑戦者というところまで来た。

 最終局の藤井の相手は、同じく4勝1敗の広瀬章人竜王で、この対局が挑戦者決定戦となった。

 対局が近づくと、かなりマスコミで取り上げられたせいか、対局の前日乗ったタクシーで運転手さんに、「将棋会館まで」と言うと「藤井さんの対局、今日でしたか」と聞かれるほどの注目度だった。

 対局当日は、朝から15人ほどの報道陣が対局室に入って写真撮影。これが終局時には、狭い対局室に80人ほどが詰めかけた。

関連ニュース