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【高橋洋一 日本の解き方】GSOMIAで韓国は“ヘマ外交” 中朝にすり寄り米国怒らせ… 日本は在韓米軍撤退に備えた国防を (1/2ページ)

 日本との軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄を宣言した韓国に対し、米国が撤回を求めたが、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は破棄の姿勢を崩さなかった。このまま破棄を強行した場合、韓国の安全保障面や経済面にどのような影響が出ると考えられるだろうか。

 タイのバンコクで17日に開催された日米韓3カ国の防衛相会談において、エスパー米国防長官は「われわれ全員が緊密に協力することが重要だ。これは北朝鮮と中国を利することになる2国間の問題を、克服することを意味する」と述べた。河野太郎防衛相も「日米韓の連携が必要だという認識が一致しているならば、韓国側が賢明な対応を取る必要がある」として、それぞれ鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)韓国国防相に対しGSOMIA破棄見直しを要請した。

 日米は、日米韓3カ国防衛相会談の前に、それぞれ日韓、米韓の2国間防衛相会談を行っており、韓国への要請を行っていたので、3カ国防衛相会談では、再度韓国に要請した形だ。

 15日には、文大統領がエスパー米国防長官の訪韓を受け会談したが、韓国が撤回しなければ、23日午前0時にGSOMIAは失効する。

 それにしても韓国はヘマな外交を行った。韓国の言い分は、GSOMIA破棄は日本が韓国への輸出管理の見直しを行ったことへの報復とされる。しかし、GSOMIA破棄は文政権の公約だった。貿易上の輸出管理の見直しに対して、まったく筋違いの措置で対抗するのは外交センスがなさ過ぎる。これでは、日本としても手が打てない。

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