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【高橋洋一 日本の解き方】国会質問の通告問題に「新展開」 内容の連絡はやはり遅れていた…各党は事前公表に取り組みを (1/2ページ)

 国民民主党の森ゆうこ参院議員による国会質問の通告問題について、以前の本コラムで取り上げた。台風が接近していた10月11日に質問通告が遅れたと、省庁関係者とみられるツイッターで不満の声が出たことが発端だったが、森議員は「質問通告の項目が事前に漏れていた」と責任の所在をすり替えたことを指摘した。

 森議員が国家戦略特区ワーキンググループの原英史座長代理を参考人として呼んでいたので、政府が森議員の質問項目を原氏に伝えるのは当然だ。その項目の中に筆者の属する大学名があったので、原氏は筆者に確認をしたまでだ。原氏に伝えたのは国家公務員で、原氏と筆者には何の落ち度もない。質問項目自体は森議員も事前にツイートしていたくらいだから、そもそも漏れて困ることではない。

 ところが、10月15日の参院予算委員会で、森議員は原氏をまるで犯罪人のように扱った。原氏は人権侵害だと批判している。森議員は同時に、筆者の顔写真入り資料をNHKの全国放送でさらした。その資料は出所不明なデタラメであり、筆者の人権も侵害された。

 その後、国民民主党と立憲民主党は通告項目が事前に漏れていたとして調査チームを立ち上げたが、そこで筆者が通告内容を事前に知っていたとして、筆者のツイートのタイムスタンプ(日時の刻印)を問題視した。

 しかし、そのタイムスタンプは変造されていたことが判明し、11月1日、有志の第三者が公開討論の場を設定した。筆者らは参加したが、森議員らは欠席した。

 森議員は同月7日の参院農水委員会で再び原氏について取り上げた。その際に配布した資料を質疑後に自身のサイトにアップしたが、これを見て驚いた。原氏の自宅住所が記載され、それが議員の公式サイトから拡散されていたのだ。

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