記事詳細

「大嘗宮の儀」厳かに、悠久の秘儀 「大嘗宮」21日から一般公開

 皇居・東御苑で14日夜から行われた皇位継承に伴う一世一度の重要祭祀「大嘗祭(だいじょうさい)」の中心的儀式「大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀」は15日未明にかけて行われた。厳かな雰囲気のなか、薄明かりに古代の世界が浮かび上がり、天皇陛下は国民の命の源である自然の恵みに深い感謝を示された。

 14日午後6時半に始まった大嘗宮の儀では、「悠紀殿(ゆきでん)供饌(きょうせん)の儀」に続き、天皇陛下は15日午前0時半から、東御苑に建設された「大嘗宮」の「主基殿(すきでん)」で「主基殿供饌の儀」に臨まれた。「供饌の儀」は、帳(とばり)の中で一切うかがい知ることのできない悠久の「秘儀」だ。

 陛下は最も神聖な純白の「御祭服(ごさいふく)」姿で殿内に入ると、京都府南丹(なんたん)市で収穫された米と粟、新穀で造った白酒(しろき)・黒酒(くろき)などを供えられた。続いて五穀豊穣に感謝し、国と国民の安寧を祈念する趣旨のお告文を読んだ後、自らも新穀と神酒を召し上がった。

 皇后さまは大嘗宮の「帳殿(ちょうでん)」でご拝礼。皇嗣秋篠宮さまをはじめとする皇族方も参列された。このほか、安倍晋三首相ら三権の長や国会議員、都道府県知事ら510人が招待され、15日午前3時15分ごろ、終了した。