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【喫煙を考える】たばこシンポジウムリポート “加熱式たばこ”は「たばこ要因」の死亡減少予測の研究も (1/2ページ)

 10月11日から13日まで福岡で行われた「第6回アジア神経精神薬理学会」の最終日には、「嗜好品科学の現在と未来」と題し、アルコールやギャンブル、食品などに並び、たばこのハームリダクション(リスクの軽減)についての考察が、帝京大学文学部心理学科の廣中直行氏より発表された。

 廣中氏はまず、嗜好品の心理効果として、恥ずかしさが和らぐ、不安がまぎれるなどの「セルフ・エンパワメント」、癒やしを得る、リフレッシュできるなどの「ポジティブ気分の獲得」、作業がはかどる、次の計画を考えることができるなどの「集中力の向上」、会話が弾む、他者との有意義な時間を過ごすことができるなどの「コミュニケーション促進」という4つの因子を挙げた。また、「もともとたばこのストレス緩和効果についてはよく知られており、日本神経精神薬理学会の雑誌でも2001年にその研究結果が示されている。さらに10年には、非喫煙者を対象に行ったニコチンの認知機能増進効果についての世界の研究結果を集めたメタアナリシスが発表され注目を集めた」といった例も示した。

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