記事詳細

【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】マスコミの「言葉狩り」報道に疑問…「英語の民間検定試験」導入延期も政策議論置き去りに (1/2ページ)

 毎朝6時からニュース番組(飯田浩司のOK!COZY UP!)を担当していますが、最近は閣僚発言の揚げ足取りが大きく報道されていて、ニュース選びを惑わせます。法律に抵触するようなものならまだしも、発言の一部を切り取って批判するのは、広く世論を喚起すべきマスコミとしてどうなんでしょうか?

 本人が撤回して謝罪していますが、萩生田光一文部科学相の「身の丈」発言についての騒ぎ方には違和感を覚えました。そもそも、この発言はBSフジの2時間番組で、来年度から大学入学共通テストに導入予定だった「英語の民間検定試験」について、さまざまな角度から掘り下げるなかで出たものでした。

 萩生田氏の発言は、現状でも地方と都市部には機会や所得による格差が存在することを指摘しながら、民間検定試験導入によって新たに出てきた問題ではないので、それぞれが、その環境下で力を発揮してほしいという意味だと、私は放送を見て理解しました。格差を容認して、不利な環境下の人は諦めろという趣旨だったとは思えません。

 ここから民間検定試験や大学受験のあり方について議論が深まればいいのですが、どうも一部のメディアは大臣の資質を問い、辞任に追い込むことに血道を上げているように見え、残念です。発言よりも政策に注目してほしいのですが…。

 確かに、地方と都市部には機会や所得による格差が、公然の秘密のように存在します。地方受験も増えたとはいえ、地方に住む学生にとって、大学が集中する東京や近畿圏に出てきて試験を受けるのは負担です。学習塾に通う生徒の方が、学校での授業の進捗(しんちょく)に左右されずに勉強ができるので、有利であることも否めません。

関連ニュース