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金正恩氏が「粛清9000件」の衝撃情報…公開処刑と連動か (1/2ページ)

 韓国のニュースサイト、リバティ・コリア・ポスト(LKP)は10月28日付で、北朝鮮国内では今年9月までに、「反国家犯罪」の捜査が9千件も行われていると伝えた。反国家犯罪の容疑者はほぼ間違いなく、何らかの形で粛清される。1件につき、数人が粛清の対象になることもある。

 LKPは8月の時点で、平壌では秘密警察である国家保衛省と軍の保衛司令部が1200人余りの幹部クラスを拘束し、反国家行為の容疑で調査を行っていると伝えていた。また、拘束された容疑者の急増に伴い、隔離監房が不足し、西平壌駅の近くにある護衛司令部81旅団6大隊の兵舎を保衛司令部に移管する措置も取られたとしていた。

 ◆女性芸能人の「処刑見学」

 こうした動きが、平壌だけでなく地方においても見られるということだろうか。

 LKPの情報が事実ならば、1990年代の「深化組事件」や「フルンゼ「フルンゼ軍事大学留学組事件」、2013年からの「張成沢一派粛清事件」と並ぶ、大々的な粛清が進行していることになる。

 (参考記事:同窓会を襲った「血の粛清」…北朝鮮の「フルンゼ軍事大学留学組」事件

 これらの中でも、2万5千人が犠牲になったとされる深化組事件は、時代背景が現在と似た部分がある。同事件は、「苦難の行軍」と呼ばれた未曽有の食糧危機のさなか、民衆の不満が体制に向かわないようにするために、金正日総書記がでっち上げた大規模なスパイ事件である。

 (参考記事:「幹部が遊びながら殺した女性を焼いた」北朝鮮権力層の猟奇的な実態

デイリーNKジャパン

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