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【高須克弥 Yes!高須のこれはNo!だぜ】大型台風で思い出す…水没した町の中「イカダ」で登校した思い出 (1/2ページ)

 台風19号の影響で記録的な大雨に見舞われた12日、東京・赤坂の高須クリニックは通常通り営業した。電車が止まっていても大丈夫なように、ボクらクリニックのスタッフはホテルに宿泊。予約していた患者さんたちも東京に宿をとっていたようだ。大きな手術ばかりだったから、当日はかなり忙しかったよ。

 今回の台風では、JRなど鉄道各社が計画運休実施を事前に発表していたから、業務を停止した会社やお店も多かっただろう。自宅でテレワークしていたという人もいるんじゃないかな。

 一方で、休まずに仕事した人たちもいる。ツイッターなどでは「こんなときなんだから働くな!」という声も上がっていたけど、消防や自衛隊、医療関係者のように災害時だからこそスタンバイしておかねばいけない業種もあるんだ。

 さて、台風というとボクは、1953年に発生した台風13号を思い出す。故郷である愛知県の一色町だけじゃなく、近畿地方の各地に甚大な被害をもたらした台風。ボクが8歳のころだ。

 なぜ思い出深いかというと、ちょうど台風の目に遭遇したからなんだ。それまでの嵐が嘘のようにおさまって、空がくっきり晴れたの。オヤジが「これこそが台風の目だ。いいものを見たな」とボクに話した姿を鮮明に覚えているよ。

 そして「これから大変なことになるぞ」と続けた。オヤジの言葉通り、その後はまた大嵐。町中の家が壊されて屋根瓦も飛ばされ、海岸の堤防は決壊。ボクの住んでいた一色の大半は海抜ゼロメートルの埋め立て地だったので、高地に建てられた高須病院を除いて、周りは全部水に沈んでしまった。大昔からしょっちゅう堤防が決壊して水害が起こる町だったんだ。

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