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「おまえの家にダンプ突っ込ませる」関電が40年間脅え続けた“森山地獄” 金品を返そうとすると「倍返し」 (2/2ページ)

 ◆国会議員に人脈

 関電の報告書によると、1976年、高浜原発3、4号機の増設をめぐって反対運動が展開された際、収入役だった森山氏は、町議会の誘致決議可決に大きな役割を果たした。国会議員に広い人脈を有し、意に沿わないことがあると、「発電所を運営できなくしてやる」と脅されたという。

 八木誠会長(69)は「森山氏はかなりの影響力を持っていた。機嫌を損ねると、地域全体から原子力事業に反対されるリスクがあった」と説明した。

 関電内部では森山氏について、「できる限り、丁重に扱い、良好な関係を構築・維持する必要がある」との認識だった。幹部が多数出席した年始会や花見、誕生日会も開催、たばこの銘柄などの好みも申し送りされた。

 被害者ポジションを強調する関電だが、記者団からは「死人に口なしでは」の声も。スーツ仕立券の未返却の61着分のほとんどは使われていた。

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