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【山口那津男 本音でズバッと】「安定と挑戦」改造内閣に期待 増税は影響緩和する対策十分 (1/2ページ)

 11日午後にも、内閣改造が行われる。安倍晋三首相は2日の政府与党連絡会議で内閣改造の意思を正式に表明し、6日の党首会談で、私は公明党の考えを伝えた。首相は「安定と挑戦」を改造のテーマに掲げており、今後の政治課題に挑む任命権者の判断を期待する。

 この先は、重要な外交日程がめじろ押しである。年内だけでも、今月下旬に国連総会。来月22日の「即位の礼正殿の儀」。11月はアジア太平洋経済協力会議(APEC)。12月に東アジアサミットや日印首脳会談などが予定される。

 年が明けると、予算審議を経て、中国の習近平国家主席を国賓として迎え、東京都知事選を終えてから、いよいよ、東京五輪・パラリンピックの開催となる。「北朝鮮の非核化」や、日韓、日露の外交課題を抱えながらの、難しいかじ取りを強いられる。

 来月上旬に始まる臨時国会、年末までの来年度予算や税制の議論と並行しながら、改造内閣の滑り出しが注目される。

 目前の重要課題が、10月1日から実施される消費税率10%への引き上げだ。少子高齢化が加速するなか、社会保障を維持強化し、財政の持続可能性にも責任を持つ重要な取り組みだ。これが「三党合意」の歴史的意義である。

 そうはいっても、米中貿易摩擦など、世界経済が不透明感を増す「この経済状況で大丈夫か」との声もある。

 安倍首相は、10%引き上げを2回延期し、国民の雇用や所得環境の改善を進め、増税に耐えられる経済の基礎体力を養ってきた。訪日外国人の増加と、ラグビーW杯、東京オリパラ開催のタイミングを狙い、経済の上昇ベクトルに合わせた。そのうえで、増税の影響を緩和する対策を幅広く実施することとした。

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