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藤井聡太七段「9年前の雪辱」果たす 谷川九段に勝利、初の王将戦挑戦者決定リーグ進出 (1/2ページ)

 将棋の藤井聡太七段(17)が1日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われた第69期王将戦2次予選決勝で、谷川浩司九段(57)と対局。永世名人の資格を持つ谷川九段を57手で破り、初の挑戦者決定リーグへの進出を決めた。「9年前の因縁」を果たし、史上最年少タイトルに視界が開けた藤井七段だが、その先には“いばらの道”が待っている。

 年内のタイトル戦挑戦者になる可能性が唯一残る王将戦で藤井七段は、谷川九段が「大悪手」と認める一手に対し、冷静に指し回した。

 対局後、藤井七段は「谷川先生の鋭い終盤術に憧れていた。公式戦が実現できてうれしかった」とプロ入り当初から憧れだった谷川九段との対局を振り返った。

 将棋界のレジェンドとの、公式戦での対局に藤井七段がこだわったのは、9年前の「一局」にある。

 藤井七段が小学2年生のとき、将棋イベントに参加し、谷川九段と「飛車角2枚落ち」のハンデで対局。優勢だった谷川九段が引き分けを提案すると、藤井少年は将棋盤に覆いかぶさって大泣きしたのだ。

 負けず嫌いで有名な藤井七段がようやく雪辱を果たす結果となったが、当時から突出した勝負への執念には、師匠の杉本昌隆八段(50)も驚いたという。

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