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【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】「あいちトリエンナーレ」朝日報道と実行委&文化庁に“喝” (1/2ページ)

 愛知県の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が、開幕3日で展示中止となった。脅迫やテロ予告は決して許されないが、昭和天皇の写真が燃えているように見える作品や、慰安婦像として知られる「平和の少女像」は、多方から批判を浴びていた。

 ネット上には、星条旗や日の丸を使用したドーム形の展示もあった。星条旗を床に敷いており、刑法92条の「外国国章損壊罪」に抵触する可能性がある。

 芸術監督を務めるジャーナリストの津田大介氏は「表現の自由をめぐる状況に思いをはせ、議論のきっかけにしたい」と展示目的を話していた。

 だが、「表現の自由」とは、何をやってもいいということではない。例えば、聖書やコーランを焼くような展示が「表現の自由」「芸術」として認められるのか。

 芸術祭の主催は、愛知県や名古屋市などでつくる実行委員会で、文化庁の補助事業である。公的資金を投入する事業としてはやはり問題だろう。

 驚くべきは朝日新聞の4日朝刊だ。1面トップで「表現の不自由展 中止」と掲載し、さらに2面や社会面でもこの件を大きく報じていた。同紙は「『表現の自由』について再度、議論したいという狙いは十分に理解できる」などと、津田氏や企画を擁護していた。

 これだけ大きな紙面を使いながら、朝日新聞が30年以上も放置した慰安婦問題の大誤報については、一切触れられていなかった。世界に広まってしまった吉田清治氏の「慰安婦狩り」のウソについては、まったく記されていなかった。

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