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【沖縄が危ない!】玉城知事は離島の意見に耳を傾けよ! 尖閣問題などは二の次…「離島苦」が軽んじられる現実 (2/2ページ)

 沖縄の人口約140万人のうち、宮古、八重山は約10万人。離島の世論が選挙結果を左右することはめったにない。離島からすると、選挙で何度「民意」を示しても、本島にひっくり返されてしまう。玉城知事は「辺野古反対の民意を政府は一顧だにしない」と批判するが、自らは同じ構図を離島に強いているのだ。

 歴史を振り返れば、琉球王国は宮古、八重山に人頭税などの苛政を敷いた。現在に至っても、離島で琉球王国のイメージは必ずしも良くない。離島の不便な暮らしを指す「離島苦」という言葉も、島々では相変わらず日常語である。

 本島の大多数の声が常に離島の声を圧殺し、離島苦が軽んじられる現実が厳然と存在するのだ。玉城県政が「沖縄の意見に耳を傾けよ」と訴えるなら、まず足元の離島に対し率先垂範すべきだろう。

 ■仲新城誠(なかしんじょう・まこと) 1973年、沖縄県石垣市生まれ。琉球大学卒業後、99年に地方紙「八重山日報社」に入社。2010年、同社編集長に就任。同県のメディアが、イデオロギー色の強い報道を続けるなか、現場主義の中立的な取材・報道を心がけている。著書に『「軍神」を忘れた沖縄』(閣文社)、『偏向の沖縄で「第三の新聞」を発行する』(産経新聞出版)など。

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