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金正恩氏、米に不満「歩み寄り望む」 習近平氏「力の限り援助」 中朝首脳会談 (1/2ページ)

 【北京=藤本欣也】中国の習近平国家主席(共産党総書記)は20日、国賓として北朝鮮を訪問、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談した。習氏は金氏に、非核化をめぐる米朝対話への協力を求める一方、北朝鮮の経済発展に向けて全力で支援する方針を表明した。習氏の訪朝は2012年の総書記就任後初めて。中国国家主席・総書記の訪朝は05年の胡錦濤氏以来14年ぶりだ。

 中国国営中央テレビによると、米朝対話が停滞する中、習氏は金氏との会談で「朝米対話の継続と成果を国際社会が望んでいる」と前向きな対応を求めた。

 これに対し、金氏は「朝鮮半島の緊張緩和のために積極的な措置を取ってきたが、関係国から前向きな反応を得られなかった」と米国に不満を表明。「われわれは忍耐心を保ちたい。関係国もわれわれに歩み寄ることを望む」と主張した。

 習氏は「中国は(北朝鮮の)安全保障と発展に関する懸念を解決するため、力の及ぶ限り援助を提供したい」と述べた。

 中国国営新華社通信によると、この日、習氏と彭麗媛(ほう・れいえん)夫人は専用機で平壌国際空港に到着、金氏と李雪主(リ・ソルジュ)夫人がタラップの下で出迎え、握手を交わした。

 約1万人の市民が詰めかける中、空港で歓迎式典が行われ、「血で固めた朝中人民の友情団結万歳!」などのスローガンが掲げられた。式典には金氏の妹の金与正(ヨジョン)党第1副部長らが出席した。