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【朝日新聞研究】“令和フィーバー”に危機感!? 「皇室」に関する論調、変化した朝日新聞 (1/2ページ)

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 このところ、朝日新聞の皇室に関する論調が変化してきたようだ。それは上皇さまによって行われた、平成時代の「平成流」に対する評価に関してである。つまり一方的な称賛から克服、あるいは否定に変わってきたように感じるのだ。

 例えば、4月25日の天声人語は「『象徴としての務め』は、平成に入ってから目立つようになった。なかでも第2次大戦の戦地への訪問の一つひとつは、日本の加害の歴史を忘れないようにという試みだったのだろう。平和憲法を体現する道ともいえる。しかし、こうも思う。その営みは、天皇という権威が担えばすむことなのか」と記した。

 これは控えめな方で、もっとはっきりした個人の意見も掲載している。

 3月7日の耕論で、渡辺治・一橋大学名誉教授は「私は、天皇の行為の憲法からの逸脱は、正すべきだと思っています。戦争を繰り返さないこと、戦争に対する責任を明確にすることは、国民が自らの主体的責任で解決すべき問題であり、天皇の『おことば』や訪問で代行したり、解決したりできないし、またすべきではありません」と語っている。

 上皇さまの「平成流」を一貫して支持してきたと思えた朝日新聞が、ここにきて豹変(ひょうへん)したように感じる。「令和フィーバー」「皇室フィーバー」に、かえって危機感を抱くようになったのではないか。

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