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旧友からLINEで「飲もう!」 これってマルチ商法!? 記者の“奇妙な体験” (1/7ページ)

 「お誕生日おめでとう、久しぶりに飲もうよ♪」--。2018年夏、大学時代の友人であるサヤカ(仮名、20代)から、LINEでこんなメッセージが来た。サヤカは同級生で、当時は一緒に授業を受けたり、厳しい教授の愚痴を言い合ったりと親しくしていた。

 しかし、卒業後は自然と疎遠に。SNSでつながり、有名企業で働いていることは知っていたが、会うことや連絡を取ることはなくなっていた。

 そんなサヤカから誕生祝いのLINEが届き、筆者はうれしく思った。だが、「ありがとう、他に誰か誘う?」と返信した筆者に、サヤカはやや意外な提案をする。「社会人サークルの友達と一緒に飲み会を開くから、それに来てよ」と。

 大学時代の友人が参加しないことに少し疑問を感じたが、筆者は深く考えず了承。候補日程から都合がつくものを選び、「楽しみにしてる」と返信した。

■謎の人物「トオル」

 「ウチら、誰でもウエルカムやから! いっぱい話そな! カンパーイ!」。テンションの高い関西弁の女性が乾杯の音頭を取り、飲み会が始まった。都内のイベントスペースを貸し切った立食パーティーで、1階のキッチンで有志が調理し、2階にいくつか置かれた丸テーブルを囲みながら歓談する形式だった。

 久しぶりに会ったサヤカは、少し痩せたものの、快活な笑顔は昔のまま。サークル仲間は有名私立大学出身者が多く、立ち居振る舞いからも優秀な印象を受けた。彼女らが招いたゲストも含めると、参加者は40人ほど。サークルメンバーとゲストの割合は半々だったと記憶している。

 プロ野球やJリーグの話、好きなアニメの話、仕事の話--。関西弁の女性の言う通り、参加者との会話は途切れることなく続き、それなりに楽しい時間が過ぎた。だが筆者は、途中であることに気付いた。サヤカや他のメンバーは、会話の途中で、やたらと「トオル」(仮名)という男性の名前を出すのだ。

ITmedia News

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