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「前科者から英雄が出た」反権力殺人に喝さい送る北朝鮮国民 (1/2ページ)

 北朝鮮の各市・群には、人民委員会(自治体)の法務部と保安署(警察署)がそれぞれ管理する労働鍛錬隊が設置されている。軽犯罪者を教育改造するため、短期間の労働に従事させる収容施設だ。その内部では、受刑者たちが飢餓と幹部の暴行に苦しんでおり、住民の怒りの対象になっている。

 米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が平安南道(ピョンアンナムド)の情報筋として伝えたところによると、「今年4月、介川(ケチョン)の労働鍛練隊で受刑者に日頃から暴行を働いていた40代の男性指導員が、真夜中の帰宅途中に殺害された」という。指導員はバイクに乗って家に向かう途中、道端に隠れていた1人の青年が振り回した凶器に頭を強打され、その場で死亡したとのことだ。青年はこの労働鍛練隊の元受刑者で、指導員に相当な怨みを抱いていたとのことだ。

 北朝鮮では、こうした報復殺人が横行している。

 (参考記事:濡れ衣の女性に性暴行も…悪徳警察官「報復殺人」で70人死亡

 その多くは、無実の罪を着せられ、刑務所での服役を余儀なくされた人々の報復と見られている。

 北朝鮮の保安員(警察官)は取り締まりの権限を振りかざし、庶民からワイロを搾り取ることを生業としている。要求に応じなければ様々な言いがかりをつけて逮捕し、刑務所送りにすることもある。また、同様のやり方で女性に性行為を強要することもあり、悪徳保安員に対する庶民の恨みは深い。

 (参考記事:「私たちは性的なおもちゃ」被害女性たちの血のにじむ証言を読む

デイリーNKジャパン

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