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【ジュリア・ミント プーチンの国より愛を込めて】彗星のように散った軍人・イゴール 姉の大切な友人 (1/2ページ)

 ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆様!

 “彼は彗星のような男だった”

 私の長姉は、そう冒頭の言葉を発してから、若い頃から知る忘れがたき友人でロシア軍人であった、イゴールの話を語り始めてくれました。

 人格者のイゴールは、若い頃からいつも周りに優しく、その上、自分が先頭に立って行く勇敢さを持っていたので、彼を知る誰からも愛されていました。

 さらに、成績優秀だったイゴールは高校を卒業すると軍の学校に入学し、卒業後はロシア軍の兵士として北コーカサスの数カ国で任務に当たり、持ち前の才能で非常に速く軍のキャリアを駆け上っていきました。

 そこで、いくつかの勇敢な奉仕が認められたイゴールは、さらなる教育のためにモスクワ軍事アカデミーに送られ、卒業後は中佐になり、その後間もなくして、軍事研究所の教官となったのでした。

 これは当時35歳の若さのロシア軍人としては大出世で、正に彗星のように駆け上ったイゴールの人生でした。

 そんなイゴールに、シリアへ行き部隊を指揮する指令が出たのは、2016年の終わりでした。

 そして、彼は婚約者をロシアに残してシリアに旅立って行きました。

 その2カ月後、激戦が続くシリア情勢の噂を聞いて心配になった私の姉は、「お元気ですか」とイゴールの携帯にテキストメッセージを送ってみました。

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