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【長谷川幸洋「ニュースの核心」】“ポスト安倍”占う「菅氏の訪米」 異例の外交デビューを果たす狙いとは (1/3ページ)

 菅義偉官房長官が9日から12日まで米国を訪問している。マイク・ペンス副大統領と会談するほか、ニューヨークの国連本部で開かれる拉致問題に関するシンポジウムに出席する。

 今回は兼務する拉致問題担当相としての訪米だが、官房長官の外遊は異例だ。「ポスト安倍」の有力候補として注目を集めるなか、このタイミングで「外交デビュー」を果たす狙いは何か。私はようやく「その時に備える覚悟を固めたのではないか」とみる。

 菅氏は新元号「令和」を発表した記者会見で一躍、知名度を上げた。ネット上では「令和おじさん」という愛称も広まった。元号「平成」の発表会見で内外に顔と名前を知られて、官房長官から首相の座にまで上り詰めたのは、小渕恵三氏の例がある。

 もちろん、本人の能力と人望があっての話だが、小渕氏と比べて菅氏が劣るとは思えない。むしろ、2012年の第2次安倍晋三内閣発足以来、官房長官として政権を切り盛りしてきた菅氏の能力と実績は歴代長官と比べても、傑出している。「菅氏がいなかったら、いまの長期政権はなかった」と言ってもいい。

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