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「ドラッグと性びん乱の館」若者の暴走に手を焼く金正恩氏 (1/2ページ)

 北朝鮮当局は最近、大都市で見られるようになった「トンゴジプ」なるものに頭を悩ませているという。

 「トンゴジプ」は、日本語にすると「同居の家」という意味だ。つまりは一種のシェアハウスであり、10代から30代の若者が共同で部屋を借りて住んでいる。

 そして中には、このシェアハウスで覚せい剤などの薬物を使用したり、アダルトビデオを見たりするなど「快楽を追求し堕落した生活を送る若者もいる」(情報筋)という。

 

(参考記事:「男女関係に良いから」市民の8割が覚せい剤を使う北朝鮮の末期症状

 薬物の乱用やアダルトビデオの視聴は以前からある問題だが、北朝鮮の年配の世代からすると結婚前の男女が一緒に住むことそのものが、衝撃的なことのようだ。

 

(参考記事:北朝鮮で少年少女の「薬物中毒」「性びん乱」の大スキャンダル

 だが、北朝鮮の若者がこうしたライフスタイルを求めるようになったのは、それなりの背景がある。

 北朝鮮において、結婚は長らく、愛する男女が結ばれ家庭を築く、喜ばしいものだった。また、娯楽が少なく、抑圧的な監視社会の北朝鮮では、家族との団らんが大切にされてきた。しかしそれも、国家の計画経済や配給制度が機能し、社会情勢がある程度安定していた中でのものだ。

デイリーNKジャパン

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