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東大&京大・高校別合格者数ランク 東大に強い中高一貫校と埼玉県勢 京大は全国から受験生集まる

 東京大学、京都大学の高校別合格者数(速報)が明らかになった。東大では開成が唯一100人以上の合格者を出し、38年連続のトップ。聖光学院や渋谷教育学園幕張、久留米大附設など中高一貫校で合格者が大幅に増えた。京大では北野が首位をキープした。

 サンデー毎日と週刊朝日、大学通信の共同調査によると、東大入試では、10位の東京都立の日比谷を除けば、ベストテンは私立の中高一貫校で占められている。特に福岡県の久留米大附設は28年ぶりに合格者が50人の大台を超えた。

 千葉県の渋谷教育学園幕張や神奈川県の聖光学院も合格者が大幅に増加した。大学通信の安田賢治ゼネラルマネジャーは「中高一貫の教育校では、中学生のうちに高校の学習内容に触れる先取り学習のほか、論文の執筆や、外部から特別講師を招いた体験学習が盛り込まれている」と話す。

 明治大学の合格者ランクでも1位に輝いた県立・浦和や、私立の名門、栄東も東大合格者を増やすなど埼玉県勢の勢いも著しい。「中学入試では埼玉は東京より日程が早く、腕試しとして首都圏から多くの受験生が集まる。埼玉県は今年度、首都圏の1都3県の中で最も中学受験者の比率が高かった。受験意識の高まりが、進学実績を後押ししているのかもしれない」と前出の安田氏。

 京大入試では、首位の大阪府立北野でも72人と、東大と比べて合格者が1校に集中していない。安田氏は「東大合格者の約6割が関東地方出身である一方、京大は全国から受験生が集まる」と指摘、「京大はノーベル医学・生理学賞を受賞した山中伸弥iPS細胞所所長をはじめ、研究実績が受験生からも高く評価されている」とみる。

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