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【有本香の以毒制毒】安倍首相相手に“ごっこ”するアホ議員たち…「平和憲法」クイズはこう出題せよ! (2/2ページ)

 もう一つ、一部のマスメディアと日本の文化人らがよく言う言説に「9条を変えたら日本は戦争に巻き込まれる」というものがある。だが、9条のある現在でも、北朝鮮がミサイルを一発、日本列島に着弾させたら、即戦争となる可能性大だ。

 この9条、いわゆる「戦争放棄」の条項は、日本国憲法の制定時、占領軍の最高司令官だったダグラス・マッカーサーの強い意向により盛り込まれたものだ。憲法案作成にあたったGHQ(連合国軍総司令部)民政局のメンバーからもさすがに、「憲法にこんな条項があったら、他国に攻められたとき自衛の手段がないではないか」と反対する声が上がったといわれる。

 そのために、2項に、「前項の目的を達するため」という文言が追加され、かろうじて、自衛のために戦力を保持できるという解釈を可能にする条文に修正されたといういわくつきである。

 国民を守るという国家にとっての最大の課題。その解決を難しくしているのが、わが国の憲法だ。

 今後はせめて、その憲法の欺瞞(ぎまん)が国民の前に明らかになるようなクイズ出題にしてほしい。そして、クイズでの頭の体操はできるだけ手短にし、一刻も早く、憲法の議論を始めよと言いたい。これ以上、「平和憲法」の犠牲となる国民を出してはならないからである。

 ■有本香(ありもと・かおり) ジャーナリスト。1962年、奈良市生まれ。東京外国語大学卒業。旅行雑誌の編集長や企業広報を経て独立。国際関係や、日本の政治をテーマに取材・執筆活動を行う。著書・共著に『中国の「日本買収」計画』(ワック)、『リベラルの中国認識が日本を滅ぼす』(産経新聞出版)、『「小池劇場」の真実』(幻冬舎文庫)、『「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史』(産経新聞出版)など多数。

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