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【東日本大震災から8年 忘れない、立ち止まらない】元J1鹿島・小笠原満男さん、被災小学校跡地にグラウンド整備 純粋に故郷を想い未来見つめる (1/2ページ)

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 昨シーズン限りで現役を引退したサッカー元日本代表の小笠原満男さん(39)は、岩手県立大船渡高校から鹿島アントラーズ入りした“地元の星”だ。

 生まれは県央の盛岡市だが、沿岸の大船渡高に在籍していた監督を慕い、越境入学。同校を全国大会出場へと導いた。

 実をいうと、私は高校時代の同級生である。小笠原君(=不遜ながら、そう呼ばせていただく)から、「グラウンドを造りたいんだ」と相談されたのは、発災翌年の3月11日のことだった。

 大震災発生直後から岩手の気仙両市(大船渡・陸前高田)に通いつめ、個人として、また「東北人魂を持つJ選手の会」発起人としても数々の支援活動を展開していた小笠原君だったが、当初は「一体、何ができるのか」と悩んでいたことも知っている。

 だが、この相談を受けたときには、目標をはっきり見定めた人の目をしていた。

 学校グラウンドに仮設住宅が建設され、児童生徒は「校庭を知らない」状態が続いていた。小笠原君は地元でサッカー教室を開いたとき、子供たちから「練習したくてもする場所がない」と言われ、ショックを受けたという。

 「何から始めたらいいのか、誰にどう話せば土地を提供してもらえるのか、何も分からない。でも動き出さないと…! 成長に一番大事な時期なのに、このまま何年も校庭の復旧を待ってたら遅いんだ」

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