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米韓、最大の軍事演習中止へ 北に「完全な非核化」を促す狙いか トランプ氏「米国の金を節約するため」

 米韓両政府は3日(日本時間)、毎年春に行ってきた大規模な合同軍事演習を実施しないと発表した。先月末の米朝首脳会談が「決裂」したことを受け、北朝鮮に「完全な非核化」を促す狙いとされる。ただ、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権による「従北・離米」姿勢が影響した面も大きそうだ。

 「何億ドルもの米国の金を節約するためだ。現時点で、北朝鮮との緊張緩和も良いことだ」

 ドナルド・トランプ米大統領は3日、米韓軍事演習終了について、ツイッターでこう主張した。

 対象となるのは、米韓両軍合わせて30万人規模の兵力が韓国全土と周辺海域に展開する野外機動訓練「フォールイーグル」と、コンピューターを使った指揮所演習「キー・リゾルブ」。

 パトリック・シャナハン国防副長官と、韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相が2日、電話会談で確認した。

 米韓は今後、名称を変えて、小規模部隊による演習を実施する方針だが、両軍の連携や即応能力が低下するのは避けられそうにない。

 そもそも、韓国は昨年9月の南北首脳会談で、北朝鮮と「軍事分野合意書」を交わし、南北の敵対行為を中止した。非武装地帯の監視所や地雷の撤去作業が行われるなど、着々と「従北」政策を進めている。

 日本としては、防衛ラインが38度線から、対馬海峡まで下がってくることを覚悟すべきだ。