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北朝鮮のニューリッチが首脳会談失敗で「ひと安心」する理由 (1/3ページ)

 2月28日までベトナム・ハノイで開かれた、2回目の米朝首脳会談。合意に失敗した結果については、まだ北朝鮮国内には広まっていないと思われるが、事前の期待は高いものがあった。

 咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋は会談が始まる前、現地の期待の声を伝えていた。

 「制裁で中国との交流が難しくなり、外貨稼ぎと貿易部門のイルクン(幹部)の苦しみが大きい。今回の会談で封鎖(制裁)が解決して貿易が円滑になってほしいと望む声が多く聞こえる」

 「首脳会談のニュースに市場(の商人は)は期待感を持っている。商売が以前のようにうまくいかないので、よくなることを望んでいる」

 一方、平安南道(ピョンアンナムド)の内部情報筋は、南北首脳会談や1回目の米朝首脳会談のときは大人も子どもも大騒ぎしたが、その後に特段の変化がなかったとして、全般的にさほど期待は大きくないと伝えた。

 一方、北朝鮮経済をリードするトンジュ(金主、新興富裕層)は、改革開放に期待を持ちつつも、不安を感じていると、米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

 (参考記事:北朝鮮で「サウナ不倫」が流行、格差社会が浮き彫りに

デイリーNKジャパン

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