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【部下がついてくる!「角栄流」上司の心得】「心が入っていない」話はダメ! 「角栄節」から学ぶ“説得話術”6カ条 (1/2ページ)

★「親分力」の磨き方(5)

 田中角栄の伝統的な名演説、名スピーチぶりは「角栄節」として、よく知られている。一対一の部下である若手議員などとの会話、交渉の場でも説得力に満ちていた。

 長く田中の秘書を務めていた早坂茂三(のちに政治評論家)は、何度もこうした田中と田中派議員との会話の場に同席していた。印象的な叱咤(しった)の言葉を覚えていた。田中はよく、こう言ったそうである。

 「お前は大層な話をするが、聞いているとどうも心を打つものがない。自分の主張ばかりで、相手の気持ちが眼中にない。一言で言えば『浮ついている』『心が入っていない』ということだ。そんなことでは、選挙でお前の演説を誰がマジメに聞くか。もっと頭を使ったらどうだ」

 筆者は、田中が元気だったころ、演説、スピーチの類いを100回以上も取材している。個人的会話も含め“説得術の極意”を、次の6カ条に分類している。心しておかれると、必ず役立つと思われるので記しておきたい。

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