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金正恩氏の専用列車は「時速20キロ」…背景に大量死亡事故 (1/2ページ)

 北朝鮮の金正恩党委員長は今月7日から10日まで訪中し、習近平国家主席と会談するなどした。その際、金正恩氏が乗った専用列車は北朝鮮国内で時速20キロしか出せなかったと、韓国紙・東亜日報のチュ・ソンハ記者が伝えている。

 その背景には、大量の死傷事故が繰り返し発生する、北朝鮮の劣悪な鉄道事情がある。

 (参考記事:谷底に広がった凄惨な光景…北朝鮮で列車が転落「死者5000人」説も

 脱北者であり、北朝鮮国内の事情に精通するチュ・ソンハ氏によれば、金正恩氏の専用列車は中国からの帰路、国境都市の新義州(シニジュ)から11時間かけて首都・平壌に到着したという。走行距離は、およそ225キロだから、1時間に20キロしか進めなかった計算になるわけだ。

 北朝鮮の鉄道は、老朽化が著しい。日本の植民地時代に作られたレールや枕木を未だに使用している例も珍しくなく、列車が高速で走行するのは非常に危険だ。実際、施設の老朽化が、大惨事に繋がった例もある。

 (参考記事:死者数百人の事故が多発する北朝鮮の「阿鼻叫喚列車」

デイリーNKジャパン

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