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女性兵士への「性上納」強要だけじゃない…北朝鮮軍の末期症状 (1/3ページ)

 韓国のニュースサイト、リバティ・コリア・ポスト(LKP)によれば、朝鮮人民軍(北朝鮮軍)のある部隊で1月1日、末端の兵士たちが部隊指揮官の将校たちを襲撃し、メッタ打ちにする事件が発生したという。

 北朝鮮軍ではかねてから、食糧の横流しや女性兵士に対する性上納の強要など、軍紀のびん乱が進行していた。しかしそれらでさえも、上意下達が徹底された組織内で、上官が部下に対して権威を振りかざすことで発生蔓延してきたものだ。

 (参考記事:北朝鮮女性を苦しめる「マダラス」と呼ばれる性上納行為

 兵士が指揮官に集団暴行を加えるとは、軍事組織として末期症状と言えるかもしれない。

 LKPにことの顛末を語った現地情報筋によれば、事件が起きたのは中国との国境に面した両江道(リャンガンド)に駐屯する第26国境警備旅団のある中隊だ。北朝鮮軍では12月30日、金正恩党委員長の指示により、新年の贈り物として兵士1人当たり酒1瓶、食用油250グラム、タバコ1箱、砂糖と菓子1キロ、キムチと味噌を500グラムずつ、唐辛子200グラムと餅600グラム、豆腐1丁、リンゴ2個ずつが配られた。

 日本の基準で見ると素朴なものだが、食糧横流しのせいで飢えに苦しんでいる兵士たちにとっては、目が飛び出るほどのごちそうである。もっとも、これは国家や軍が準備したものではない。駐屯地域の住民にノルマを与え、軍に「差し入れ」をさせているのだ。

デイリーNKジャパン

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