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順位戦で18連勝…藤井七段、「C級の壁」突破なるか 羽生もつまずいた偉業に「気を引き締めて臨みたい」

 将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(16)が8日、大阪市の関西将棋会館で指された第77期名人戦順位戦のC級1組で後手の富岡英作八段(54)を破り、8勝0敗とした。前期から参加の順位戦ではデビュー以来、無敗の18連勝で、中原誠十六世名人(71)の記録に並んだ。今期は残り2局で、羽生善治九段(48)でさえできなかったC級のストレート突破に挑む。

 「順位戦は持ち時間が長く、じっくり考えられていることがここまでの結果につながっていると思う。残りあと2局、しっかり気を引き締めて臨みたい」

 終局後、藤井七段はこう語った。

 藤井七段は前期、C級2組で10戦全勝の成績を挙げて同1組に昇級した。今期の対戦成績は8連勝となり、連続昇格へ前進した。

 過去には、中原十六世名人と加藤一二三九段(79)がC級をストレートで抜け、そのまま最短の4期で最上位クラスとなるA級に到達している。だが、永世七冠を達成した羽生九段や、十七世名人の資格を持つ谷川浩司九段(56)でさえC級でつまずいた。

 各10局を戦うC級1組では、上位2人がB級2組へ昇級する。藤井七段は今後、近藤誠也五段(22)、都成竜馬五段(28)と対戦。多くの名棋士を阻んできた「C級の壁」突破に挑戦する。

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