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【共産党研究】「冷戦終結」で存在意義否定!? 「冷戦は終わっていない」と珍妙な理屈並べた共産党 (1/2ページ)

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 最近、「新冷戦」という言葉をやたら目にする。理由は、米中の対立が強まっているからだ。特に、マイク・ペンス米副大統領が10月4日、ワシントンのハドソン研究所で行った講演で、次のように述べたことに着目する議論が多い。

 「ソ連崩壊後、中国にも自由化、民主化が根付くだろうと期待して、対中投資などの経済支援を行ってきたが、大きく裏切られた」

 「中国共産党は、強制的な技術移転、知的財産の窃盗まで行っている。中国が改めるまで米国は断固闘う」

 だが、これをもって「新冷戦」と見なすのは皮相な見方である。冷戦というのは、単に大きな国の対決ということではない。

 第二次世界大戦後、ソ連覇権主義は、東欧諸国に次々と社会主義政権を誕生させていった。アジアでも、ベトナム、北朝鮮に続いて中国革命も迫っていた。社会主義勢力の台頭に脅威を感じた資本主義陣営は、1946年3月、英国のウィンストン・チャーチル元首相の「鉄のカーテン演説」、それを受けたハリー・トルーマン米大統領の「トルーマン・ドクトリン」による「共産主義封じ込め政策」を行った。

 これに対して、ソ連のヨシフ・スターリンは、社会主義国や世界の共産党を結集した「コミンフォルム」(共産党・労働者党情報局)を結成して、資本主義陣営に対抗した。

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