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【新・カジノ情報局】若者はどこに? かつてラスベガスと競っていた町「アトランティックシティー」 (1/2ページ)

★松井政就 アトランティックシティーの今(2)

 かつてラスベガスと並ぶカジノの町として、世界中からファンが押し寄せていたニュージャージー州アトランティックシティー。近年はずいぶんさびれたといわれるが、それが本当かどうか、自分の目で確かめようと、ニューヨークからバスに揺られてやってきた。

 来てみるとカジノは静まりかえり、老人がスロットをしていた。若い人はどこにいるのかとぼくはフロアを捜したが、どこもかしこも老人ばかり。

 アメリカのカジノは迷いやすいレイアウトのため、行き先を決めずに歩くと同じ場所をグルグル回ることになる。老人ばかり目に入るのはそのせいかと思い、上の階に上がってみると、もっと多くの老人がいた。

 そんなはずはない。ここはアトランティックシティーだ。若者がいないはずがないじゃないか…。

 無人島に漂着した人が、ほかに誰かいないか捜し回るかのように、ぼくはカジノからカジノへと移動した。でもやっぱり見つからない。

 カジノの入り口にはバス乗り場があり、待合所に人が大勢座っていた。これだけの人数ならさすがに若者もいるだろうと、近づいたぼくは絶句した。一人残らず老人だった。

 彼らは一斉に顔をあげ、珍しいものでも見るかのようにぼくを凝視した。同じアメリカでも、ラスベガスでは絶対にない光景だ。

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