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【共産党研究】“第3の躍進”はもう終わったのか 好調時の威勢の良さも、波引けば知らん顔… (1/2ページ)

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 日本共産党というのは、面白い政党で、もっともらしい理屈づけを行うと早々に破綻してしまうことを常としている。

 2013年参院選で、3議席から8議席に増やし、東京都議選でも8議席から17議席に増やすと“第3の躍進期”が始まったと定義づけ、全党を鼓舞した。1960年代終わりから70年代にかけてが“第1の躍進期”、90年代後半が“第2の躍進期”だそうである。

 同党のカリスマ指導者である不破哲三前議長は常々、「科学の目」で物事を見ることを強調してきた。『二十一世紀と「科学の目」』(新日本出版社)、『ふたたび「科学の目」を語る』(同) という著書もあるぐらいだ。

 “○○の躍進”というのも、深い科学的分析に基づいたものなのだろうと思うとさにあらず。今でこそ“第3の躍進”と言っているが、最初は久方ぶりの議席増に大喜びで“第3の躍進の波”がやってきたと言っていた。語呂が良かったのだろう。

 私があるテレビ番組の質問に、何と愚かなと思い「波は必ず引くよ」と言ったら、大慌てというか「波」を削除した。

 そもそも、躍進期を数えるほど愚かなことはない。第3は、第1や第2が終わったから訪れたのだ。次は第3が終わる番ということだ。実際、早くも終わりを迎えてしまった。それが昨年の衆院選だ。共産党は21議席から12議席に激減させた。

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