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「警察官たちは性犯罪の捜査を楽しんでいる」北朝鮮の救われぬ実態 (1/2ページ)

 北朝鮮の朝鮮人権協会は4日、国際人権NGOのヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)が北朝鮮における女性への性暴力実態に関する報告書を発表したことに対し、「政治的謀略策動の一環」であると非難するスポークスマン談話を発表した。

 HRWが先月31日に発表した報告書「理由もなく夜に涙が出る 北朝鮮での性暴力の実情」は、金正恩党委員長が政権を継承した2011年以降に脱北した54人と、脱北した北朝鮮の元公務員8人を対象にしたインタビューを元に作成されたものだ。

 その中には、被害女性らの血のにじむような証言のほか、身近で起きた性犯罪の経過を知る第三者の証言などが数多く収められており、読むほどに「そこまで酷いのか」と愕然とさせられる。

 (参考記事:被害女性たちの血のにじむ証言…報告書「理由もなく涙が出る」を読む

 またそれだけに、女性らにとってこの残酷な体験を想起し、言葉にして語ることが、いかに苦しく勇気の要ることだったかを想像せずにはいられない。

 そのような報告書に対し、冒頭の論評は、次のような言葉を浴びせて誹謗している。

 「われわれを無鉄砲に敵視するのに慣れているHRWのようなえせ人権団体が発表した「報告書」は、祖国と人民に対して罪を犯し、自分を産んで育ててくれた父母と子息までためらわずに捨てて逃走した一握りの人間のくずが自分らの汚らわしい命を維持するためにやたらに提供するものをかき集めた天下にまたとない卑劣な謀略文書として、われわれはそれに対して論議する必要さえ感じない」

 北朝鮮の口汚い表現は毎度のことだが、今回ばかりは、このような論評を出すことにより国家そのものが罪を犯していることを、彼らは知るべきだ。論評の発信者が人権協会となっていようとも、それが国家の統制を受けていることは説明するまでもない。

デイリーNKジャパン

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